
大石 芳博
- 2005年 BURN BURN 創業
1997年、大石芳博氏はアメリカテキサス州に渡り、レザーカービングの修業を始める。
その後アトリエで伝統的なカービング、そして今までに見たことのない様な斬新なモチーフのカービングを試行錯誤しながらもつくりあげていった。
そして2005年に独立。札幌に工房をかまえる。工房では作品作りはもちろん、自らクラフト教室の講師を勤める等、カービングの技術を少しでも多く、世に広めようと日々努力をしている。
そんなBURN BURN(バーンバーン)の作品は昔ながらの伝統的なシェリダンスタイルから、バッファロー、スカル、ドラゴン、鳳凰、ホース等、実に多彩なラインナップだ。
そしてその一点ものに近いデザインを一生ものに出来るような、革質、使い易さにもこだわっている。
まずは、商品のサイズに合わせて革の繊維を見極め、裁断する。
革は部位によって、キメの細かさや、伸びる方向が違うため、この作業をするかしないかだけでも長年使える物になるかならないかが大きく変わってくる。
そして丁寧に切り出したパーツを貼付けていく。それを縫製する。
強度を必要とされつバグに使われていたシニューと呼ばれる糸を手縫いで一針一針縫い込んでいく。こうして丁寧に縫った物は摩耗も少なく、長く使えることだろう。
縫いあがった本体のコバ(側面)の角を落とし、磨きあげていく。こうすることにより使い込む事にツヤが増し、高級感も出て来る。
こうして丈夫な土台が出来上がり、いよいよ彫り作業に入る。まずは下絵をトレースし、スーベルナイフで切り込みを入れる。
この段階で全体のバランスが決まってくる。
次に多数の刻印を使用しての叩き作業、丁寧かつ力強く打ち込まれていく。
だんだん完成品に近づいていく。最後に着色、インレイ等、物によって仕上げて完成。
言葉では簡単に言えるが、実際は気の遠くなるような作業だ。そこにはお客様に長年使って頂くために職人の想いが詰まっている。
又、そんな一生物を自分の好きな柄で、と言う声にもお答えしている。当店スタッフも何名かオーダーをし、大切な一点ものとして使わせていただいている。お気軽にご相談下さい。